2018-12-30
未経験からエンジニアへの転職活動時に現職を続けるか?辞めるか?
僕は現職を続けながら転職活動を行った。
以下の点を考慮したので、参考になればと思う。
現職を辞めることのメリット
- 転職活動のための時間が多くとれる(個人的重要度:3)
現職を続けた場合週 30 時間程度、辞めた場合 60 時間程度かけられると見積もった。現職を辞めて 2 ヶ月で達成できる学習量が、現職を続けても 4 ヶ月で達成できるならそんなに違わないな、と思った。
現職を続けてもこれだけ時間がとれたのは、仕事がそれほど忙しくなく休みもとりやすかったのと、実家暮らしで家事に余り時間をとられなかったという事情がある。現職がハードで一人暮らしだったら仕事を続ける限りろくに学習時間がとれないから、判断は異なっていただろうと思う。
- 退路を断って追い込める(個人的重要度:0)
「退路があると決断できない」くらいの覚悟ならやらなくていいと思っているので、この点は全く考慮しなかった。この辺りは性格によるだろう。
- 退社日と入社日の調整で悩む必要がない(個人的重要度:1)
ここは当初意識していなかったが、振り返るともっと重要視していた方がよかったと思う。ただこの点を十分考慮しても「現職を続けたまま」という判断は変わらなかっただろうな、と思う。
現職を続けることのメリット
- 「現職に留まる」という選択肢を残せる(個人的重要度:3)
現職に残る可能性はまずないと考えていたが、「調べたらエンジニアでも全然ポジティヴなキャリアを描けない…」となって絶望的な状況に陥るのは避けたかった。
- 収入を途切れずに得られる(個人的重要度:1)
これまで実家暮らしで多少の貯金をつくっていたため、数ヶ月収入が途切れるのは許容できたのでこの点は重視していない。
- 生活リズムや気持ちが安定する(個人的重要度:8)
時間的自由度が極端に高い環境だと生活が乱れたり不安になりがちな人間なので、この点では現職を続けることに利があると考えた。
- 転職に反対する家族からの風当たりをモロに受けないで済む(個人的重要度:10)
これが一番大きいと思う。一緒に暮らしている人からサポートを得られないどころか、説得することに時間的・精神的コストを払いつつ、大きな摩擦とストレスのある環境で転職活動するのはキツ過ぎる。
結論
現職を続ける/辞めることのメリットを上記のとおり比較したところ、当時の僕にとっては現職を続けることのメリットの方が大きいと判断した。振り返ってもそれでよかったな、と思っている。
十人十色の事情があると思うが、迷っている方はこの辺りを考慮してみてはいかがだろうか。